PLCで動くラダーって何?噛み砕いて説明します!
工場の自動運転している機械を調べてるとどうやらラダーというプログラムで動いていると聞いたことはありませんか?
ここではPLCのラダーを専門用語をなるべく少なく説明していきます!
PLCについては前回の記事をみてね!
ラダーって何?
ラダーとはプログラムの1つで、ラダー図、ラダープログラミングなど呼ばれています。ハシゴのような図記号をしているからラダーと呼ばれています。
PLCのプログラミングはほとんどと言っていいほどラダーで行います。
今回は実践的な解説は別の機会にまわして雑学メインでやっていこうと思います。
ラダーをなぜ使うの?
PLCを使うからにはほとんどラダーを使うしかないのですが、もちろん多く普及しているのには理由があります。
まずシンプルに作れる事が最大のメリットだと私は思います!
ボタンを押したらランプが光るようにしたい時は、ボタンの入力とランプの出力を繋げるだけで完了です。
C言語やJavaなどのプログラミングでは以外とシンプルなことでも手間がかかります。
他の言語と比べて文法や命令文をそんなに覚えなくていいのもラダーの強みだと思います。
次のメリットは複数の制御をやりやすい事です。
ボタンAを押したらランプが光る、ボタンBを押したらブザーがなる。ボタンAB同時押しだと別の動きをする。
などなど複数の制御をそのまま書いていくことがラダーでは出来ます。
一つ目のメリットのシンプルさも有り、より複雑な制御がやりやすくなっています。
最近のラダー
最近は制御が複雑になっている傾向があり、難しい計算や状況判断制御を求められる事があります。ラダーはシンプルな制御は得意ですが計算処理が以外と苦手で(100×10)+5みたいなことは掛け算処理をして、足し算処理をして、と二回書かなければなりません。
さらに10個分計算したい場合は10×2の20個も処理を書かなければなりません。
そこで最近はラダー内に別のプログラム処理が出来るファンクションブロックというものがあります。
これが結構便利でラダーの苦手な大量の計算処理などを別のプログラムで作成して、ラダー内で動かす事が出来ます。
上手く使えばラダーをかなり整理することが出来ます。
これも別の機会に詳しく説明していきますね!
まとめ
ラダーはPLCのプログラムで、シンプルで複数の制御を作りやすいメリットがあります。
まだまだ今後も主力のプログラムなのでぜひ覚えていきましょう。
今後の記事で実際のラダーの書き方もやっていきます!
ではまた!